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記録

#5

現状に満足していない社会人の大半が、大学時代に戻りたいな〜と考えていると思う。

 

例に漏れず自分もそのタイプ。

 

かと言って、大学時代が充実していたのかと問われると、そんなことは全くなかったと思う。

 

頑張って勉強したわけでもなく、遊んだわけでもなく、サークル活動等に特別打ち込んだわけでもなく。

 

ただただ毎日何も考えず、ダラダラと好きなことだけして過ごしてた。

 

それでも何となく満足してて、この時間がずっと続けばいいのになぁと思ってた。

 

大学時代特有の思い出は何かと聞かれると、大したことをしていないので、あまり何も思いつかない。

 

ただそれでも思い出す、大学内で過ごした印象深い時間が一つだけある。

 

それは空きコマの時間。

 

空きコマがある時は、お気に入りの空き教室に行って、一人そこで過ごして時間を潰してた。

 

一つ教室に行ってそこに先客がいたらまた次の教室を見て、という具合で大体3,4箇所で回してたと思う。

 

そこで過ごす一人の時間が本当に大好きだった。

 

好きな音楽を聴きながら、次の授業の用意をしたり、YouTubeを見たり、ひたすら寝たり。

 

何よりも尊い、最も幸せな時間だったと今になって思う。

 

願いが叶うならもう一度大学生に戻って、あの孤独な時間を味わいたい。