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記録

#15

どこか遠くへ行ってしまいたい夜がある。

 

何かしたい、どうにかなりたい、何とかなってほしい。

 

でも何もできない、どうにもならない、どうしようもないような夜。

 

考えすぎてとっくに効果的な時間は過ぎてる。

 

考えることはもはや意味を成していない。

 

考えない方が良いとこれ以上ないほどに頭では理解してる。

 

でも考えること以外できない。

 

考えて考えて最終的に、どこか遠くへ行ってしまいたいと思う。

 

死にたいという意味ではない。

 

本当に、誰も知らない、何もない、ひたすら遠くのどこかで、一人で景色を、空を、時間を見つめていたい。

 

そんな気分になる夜がある。