letter

記録

#7

あいつは売れただとかあいつはいつまでも売れないからダメだとか。

 

そんな言い回しは普段生きてたら死ぬほど耳にする。

 

自分が好きな分野で言うと、やっぱりお笑いとか音楽の話で耳にすることが圧倒的に多い。

 

個人的には、売れてるだとか売れてないだとかの基準は割とどうでも良い。

 

好きな人達が売れてたら当然嬉しい。

 

そしてまた当然その本人達は基本的には皆一様に売れたいと思ってやってると思う。

 

でもただ応援するだけの側の人間としては、売れてるとか売れてないとかを気にするのはあんまり意味のないことのような気がする。

 

売れてるからといって好きになるわけじゃないし、売れてないからといって嫌いになるわけでも全くないはず。

 

なのになんでファンは、売れてる売れてないの話題でああも熱くなるのだろうか?

 

自分はあの熱さにほとんど共感できないでいる。

 

本当に自分は「ファン」がよく分からない。

 

ただ好きで応援してるだけなのに。

 

好きじゃなくなったり、最近なんか違うなと思ったら離れるだけなのに。

 

なんで演者はファンに感謝するんだろう。

 

演者はみんな絶対ファンに対して感謝の言葉を並べるけど、自分はそういう言葉を聞くたびに、別に感謝なんかしなくて良いのにといつも思う。

 

だってファンは何もしてない。

 

ただ面白いと思うものに何も考えず食いついてるだけで、何も生み出してない。

 

売れてる売れてないで熱く偉そうに議論してるファン同士を見ると、変なのと思う。

 

そんなことに熱くなってる時点で、本質を見失っていると思う。

 

ファンには何の力もない。

 

そう思わない人がいたとすれば、それはただの思い上がりだと思う。